頑固で明るいおじいちゃんのお葬式

母方のおじいちゃんが亡くなったのは、今から約5年前のことです。

タイトルの通り、おじいちゃんは頑固で怒るととても怖いおじいちゃんでした。
その反面、お酒が大好きでお酒を飲むととても明るくてたくさん冗談を言ったり、踊り出したり。

気前も良くなって、当時子供だった私や私の兄弟、従兄弟の集まりなどではみんなにお小遣いをくれたり。
60才の定年を過ぎてからも、自身が立ち上げた会社でバリバリで働くかっこいいおじいちゃんでした。

そんなおじいちゃんが、急に大人しく元気がなくなっていったのは亡くなる1年前くらいのことでした。
私の両親に会社を任せ自身は退き、しばらくしてから内臓を悪くし、入退院を繰り返すようになりました。
笑うと顔がしわしわになり目がなくなる、可愛らしいおじいちゃん。笑った顔がとても大好きで、その笑顔を見ると心から安心しました。

そんなある日、長くお付き合いをしていた相手と私の結婚が決まり、結婚式を挙げることが決まりました。
そしていよいよ結婚式当日。スーツに身を包んで出席してくれたおじいちゃん。
前ほどの元気はありませんが、それでも足を運んで結婚式に参列する約束を守ってくれました。

そしてそのすぐ2週間後、おじいちゃんは息を引き取りました。

お葬式には会社関係、昔から友人がとても多かったおじいちゃんだったので、友人関係の方々もとてもたくさんいらして、
本当に賑やかで温かく、おじいちゃんの人望の厚さが一目でわかるようなお葬式でした。
私は寂しくてずっと涙を流しておりましたが、会社のご関係者の方々や古くからのご友人はとても明るく、おじいちゃんを
”送り出す”ように終始ずっと笑顔が溢れる式でした。私たち親族だけではしんみりしてしまっていたことだと思います。

もい早いもので新盆の準備も楽しい思い出です。

おじいちゃんはこんなに素敵な人たちに囲まれて生きていたのだと思い、おじいちゃんはとても楽しくかっこよく、幸せな人生だったのだろうと思いました。
おばあちゃんは私に、「あなたの結婚式に出て花嫁姿を頑張ったんだよ、おじいちゃんは」と言ってくれて、嬉しい気持ちと寂しい気持ちで涙が止まりませんでした。

バリバリに仕事をこなし、お酒が大好きで世間話も大好きで、ねだるとすぐにお小遣いをくれて、根は情に厚く優しいおじいちゃん。
最後に孫である私の晴れ姿を見てくれて、本当に嬉しかったです!